脅威評価・危機対応計画

危険度を数字で捉え、対策の順序を決める

「気のせいかもしれない」と感じている段階が、対策を整理しやすいタイミングです。

ストーカーや脅迫、労使紛争に伴う従業員トラブル、反社会的勢力リスク、誘拐リスク。状況を事実から整理し、今すぐ取る対策と、その後に備える計画を一緒に明確にします。

緊急性の高いご相談も受け付けています。差し迫った危険がある場合は、まず警察などの関係機関へご連絡ください。

状況に合わせて、4段階で整理

事実確認から実行できる安全計画まで、順序を明確にします。

  1. 01現状確認
  2. 02危険度評価
  3. 03継続警護
  4. 04身辺安全計画
守秘義務を前提に対応共有範囲を確認して進行
事実をもとに整理記録と状況から評価
緊急性の高い相談も受付状況に応じて必要な対応を検討
最初に確認すること

現状確認で整理する項目

小さな違和感も、後から経緯を追える形にします。わかる範囲で構いません。

  • 発生時期と頻度

    いつ、どのくらいの間隔で、何が起きたかを時系列に並べます。

  • 接触の手段

    対面、電話、郵便、SNS、第三者経由など、接触方法を分類します。

  • 公開情報と生活動線

    住所や予定など、外部から把握できる情報と日々の移動を確認します。

  • 家族・職場・取引先への影響

    対象者の周囲にどのような接触や業務上の影響が及んでいるかを確かめます。

  • 記録と証拠の保全

    日時、内容、受信記録などを、後から確認できる形で残す方針を決めます。

評価の軸

危険度評価の考え方

ひとつの出来事だけで決めつけず、状況を複数の視点から確認します。

事象の深刻度

発言や行動の具体性、実行を示す兆候、被害の内容を確認します。

再発頻度

接触や脅迫が繰り返されているか、間隔や内容に変化があるかを見ます。

対象者の露出度

公開情報、移動の習慣、周囲の人が把握している予定を確認します。

現在の防御体制

連絡網、入退管理、移動時の備えなど、すでにある対応を整理します。

評価結果は状況に応じて更新し、判断の根拠を記録します。必要な警戒を保ちながら、日常生活や業務への負担も考慮して対策の強度を調整します。

日々の防御を整える

継続警護と日常の防御

警護の範囲と運用方法は、対象者の生活や業務、リスクの変化に合わせて検討します。

移動時

定常的な移動の警護

通勤・通学・通院などの動線を確認し、移動時の連絡や警護体制を組み立てます。

自宅周辺

見回りと訪問対応

自宅周辺の確認方法を定め、訪問者への対応や不審な接触時の連絡手順を整理します。

職場・長期案件

運用と人員配置の調整

入退管理や来訪者対応を見直し、状況が続く場合は警護体制の組み替えを検討します。

連絡手段の変更や情報公開範囲の縮小も、警護と合わせて検討します。

生活と仕事の場を点検

居住環境・職場環境の安全計画

建物の出入口だけではなく、人の動きや緊急時の連絡まで含めて身辺安全計画をまとめます。

  • 住居の出入口、駐車場、共用部の動線を確認し、改善点を整理します。
  • 在宅時と不在時で対応を分け、家族や同居者と行動ルールを共有します。
  • 職場の座席配置や来訪者の導線、入退管理の手順を見直します。
  • 緊急時の連絡先と避難先をあらかじめ確認し、関係者間で共有します。
状況変化に備える

事態が悪化した場合の対応

状況が変わったときに迷わないよう、判断の目安と連絡の順番を事前に決めます。

  1. 01

    変化を確認し、体制を見直す

    接触頻度や内容、対象者の状況に変化があれば評価を更新し、警護や連絡体制の強化を検討します。

  2. 02

    関係機関との連携を整理する

    必要に応じて関係機関への相談を検討し、事実関係や記録を共有できる状態に整えます。

  3. 03

    企業案件は担当部門と連携する

    労使紛争や従業員トラブルでは、社内の労務・法務担当者と役割や情報共有の範囲を確認します。

  4. 04

    事案収束後に再発防止を確認する

    安全を確認した後、体制を段階的に見直し、残すべき手順や再発防止策を整理します。

誘拐や身代金要求など、生命に関わる切迫した事態では、独自に接触や交渉を始めず、直ちに警察などの関係機関へ連絡してください。

まずは状況の共有から

状況をお聞かせください

事象の内容、発生した時期、現在の対応状況を、わかる範囲でお伝えください。

判断に迷う段階でもご相談いただけます。

ご相談内容は守秘義務を前提に取り扱います。共有する情報の範囲も確認しながら進めます。